寿々はうすのみとり

寿々はうすの「みとり」

終活という言葉を耳にしたことがある方もおられるのではないでしょうか。
エンディングノートなども普及し、自分の最期を思い描く方が増加しているようです。

寿々はうすの利用者様は、高齢であり人生に於いては看取り期に入っていると言えます。残りの人生をどのように生活していただくかを職員は意識し、特別なことを始めるのではなく、現在のお元気なうちから思いに寄り添ったケアをしていきたいと思っております。入所者様のなかにはご家族様のお顔を見たい、自宅へ帰りたい、もう一度行きたい場所があるなどと思われている方もおられます。その望みを叶えられるよう、広報でも掲載しております‘思いや願いを叶え隊’という取りくみを致しております。
望みが叶った入所者様からは、日頃見ることがない良い反応が見られました。
ご家族様からも本人の希望を叶えることができ良かったと言って下さることが多く、職員もケアの達成感と今後のケアの意欲向上に繋がっております。

今後もこの取組は続けていきたいと思っております。ご家族様のご協力が必要な場合もありますのでよろしくお願いいたします。面会に来ていただいた時には、できるだけご本人と顔を合わせお話して頂きますようお願い致します。ご本人様の若い頃や施設に入所される以前のご様子や思い出を職員に聞かせて頂けると嬉しく思います。

また、施設入所時に、『緊急時の対応、及び事前看取り確認書』を記入していただいておりますが、空白や、わからないと記入されている方が殆どです。延命処置はせずに穏やかに最期を迎えて欲しいとお考えの家族様が多いのではないでしょうか。これを機に、入所者様が何を望まれ、どのように最期を迎えたいと思っているのか、家族としてはどのように最期を迎えて欲しいのかを考えて頂ける機会にして頂ければ幸いです。